掲載日: 2023/07/04 火 - 16:51
令和4年度の一年間に、琉球新報社と沖縄県共同募金会へ寄せられた「りゅうちゃん 子どもの希望募金」による令和5年度の助成事業内定通知書交付式が、7月4日、那覇市首里の沖縄県総合福祉センターで行われました。
「りゅうちゃん 子どもの希望募金」は平成27年度から琉球新報社と沖縄県共同募金会が共同して実施しているもので、8年目となった令和4年度は15,124,715円の寄附が寄せられ、子どもの貧困対策や若年女子の出産・子育て支援、DV・虐待からの保護などに取り組んでいる49団体に対して、最高額50万円、総額14,571,000円の助成が内定しています。
琉球新報社の普久原均社長は、「2015年に新聞紙上で行われた子どもの貧困キャンペーンへの反響が大きく、県共同募金会とともにりゅうちゃん子どもの希望募金に取り組んできた。今回、県民や企業の皆様のご支援により、過去最高額の助成ができた。皆様の活動に深く敬意を表します」と挨拶されました。
また、助成を受けた49団体を代表して、「ゆいまーるの会」の嘉手苅直美さんが「コロナ禍で困窮する人を支援したいと2020年から食料品などの提供を続けている。昨年からは子どものいる世帯への支援も安里公民館で月2回行っている。利用者は、ひと月500人以上に増えており、りゅうちゃん募金などの助成で続けられている」と述べられました。
令和5年度りゅうちゃん 子どもの希望募金助成事業
№ | 法人団体名 | 拠点 | 事業名 | 事業概要・頻度 | 内定額 |
1 | みどり町1・2丁目学習支援「寺子屋」 | うるま市 | 地域で支える子どもの学習支援・食材・食事支援 | 子の居場所提供、学習支援、困窮世帯への食事、食材支援
・学習支援:月~金(軽食提供) |
300,000 |
2 | (一社)みんなのももやま子ども食堂 | 沖縄市 | 子育てサロン ほっこりくらぶ | 子育てサロンほっこりくらぶ ・月2回(第二水曜/第四土曜 10時~14時) 妊婦・子育て世帯、孫の預かりをしている祖父母対象に交流の場を提供 |
161,000 |
3 | (一社)3ぴーす58 | 沖縄市 | 今こそ!!立ち上がれ!!地域で子育て応援隊 | ・エイサー練習・食事提供 毎週金曜日18時~20時 30~35人分 ・ヨガ教室・食事提供 第2土曜日10時30分~12時 50~80人分 ・ダンス講座・食事提供 第3土曜日10時30分~12時 50~80人分 ・桃山体験学習施設におやつやパンの提供 毎週月・水・金曜日 50人分 |
270,000 |
4 | 学習支援ひろば「くじら寺子屋」 | 沖縄市 | 子どもの居場所家賃補助 | 学習支援: ・小学生 平日毎日放課後~17:30 宿題中心 ・中学生 平日毎日17:30~20:00 宿題・テスト対策・受験対策 プログラミング教室 ・食事支援:休校中昼食お弁当配布 学校がある時週2回お弁当配布 ・食糧配布:週3回 配布 |
300,000 |
5 | コーダー道場名護 | 名護市 | やんばる・子どもたちためのテクノロジー体験事業 | 令和5年9月より月2回、名護市屋部の屋部地区センターにおいて北部地域の7歳から17歳を対象とした参加費無料のテクノロジーに関するワークショップを開催(定員10名) テーマはシンプルなゲームの作成や3Dコンピューターグラフィックの制作、3Dプリンターでの印刷、ドローン制御、ロボット制御、電子工作など |
300,000 |
6 | にじいろのゾウ | 宜野湾市 | 生活困窮世帯児童(幼児~中学生)を対象とした弁当の無料配布 | 宜野湾市嘉数中学校区内児童への学校の長期休み期間中の弁当の無料配布 夏休み(1,260個) 冬休み(420個) 春休み(455個) |
300,000 |
7 | (特非)にじのはしファンド | 那覇市 | 子どもの居場所・学習支援・食事提供 | 地域の子ども・若者等の居場所「にじの森文庫」を毎日開催し、食事支援、教育支援も実施。 小学生から中学生を対象とするため、10名ほどのアルバイト、ボランティアでシフトを組んで学習支援を行っている。 |
300,000 |
8 | みんなのあそびば | 沖縄市 | 子どもと大人のみんなのあそびば ~Yume’s Smile Kitchen ~ | ○イベント型子ども食堂の開催 月1回 ○1000スマイルフォト(笑顔の写真)の実施 ○子育て支援事業(託児付きイベントの開催) |
210,000 |
9 | 馬天おいしい会 | 南城市 | 多世代交流拠点「馬天おいしい会」食堂運営事業 | 様々な環境下にある子どもたちに安心・安全な食事と居場所の提供
頻度:週2回(月・金) ※R4年度103回 |
300,000 |
10 | (特非)1万人井戸端会議 | 那覇市 | 子ども・家庭のセーフティネット事業 | 子どもへの居場所支援・食事・学習支援
頻度:週5日(平日) |
239,000 |
11 | Koza子どもカフェプロジェクト | 沖縄市 | みんなの公民館 | 子どもの居場所・学習支援
1.居場所提供(子育て親子、不登校、地域の方々)毎週水曜10時~12時 2.放課後の学習支援、居場所支援(毎週水曜 15時~17時) 3.主に不登校やひきこもり傾向にある子どもたちへの宅習支援、食事提供など(週1回) 4.その他月ごとのイベントの実施 |
300,000 |
12 | (一社)ぽっとらっくハート | 那覇市 | 子どもの居場所事業 子どもと大人のいー場所「ぽっとらっくパーティー」 | 子どもの居場所支援・学習・食事支援
頻度:月2回(第2・4土曜) |
270,000 |
13 | (一社)おきなわジュニア科学クラブ | 沖縄市 | 子どもの居場所「美ら団子」食事提供・食育調理教室活動 | 子どもの居場所:平日おやつ、夕食、週末昼食、おやつ、夕食の提供 頻度:週5日 13時~20時 食育調理教室:小学生向けに食育調理教室の実施 |
300,000 |
14 | 名護こども食堂 | 名護市 | 名護こども食堂 | 子どもの居場所・食事・学習支援
①福祉的な食事・見守り支援及び東京学芸大学との連携によるオンライン支援の実施 ②見守り・弁当配布 ③学習支援・食事支援 |
240,000 |
15 | ボランティアレインボー | 北谷町 | レインボーカフェ | 子どもへの居場所支援・食事支援 ①地域の困窮家庭への弁当配布(毎週火) ②児童館への昼食提供(月2回土曜日) ③町内2か所の児童館へのおやつ提供(不定期) ④長期休み期間の公民館での食事提供 ⑤イベント開催 ⑥学習支援室への食事提供 |
300,000 |
16 | (特非)こころひまわり | 沖縄市 | AIに代替されない人材を育成する学習支援 | ●対象:中学生及び小6の児童生徒 ●定員9名 ●実施回数:84回(毎週月・金) ●使用教材:論理エンジン、スタディサプリ ●学習支援方法 ・教材を活用し、学力のレベル、ケータイの有無、ご家庭のネット環境等を考慮しながら、一人一人の個別対応で学習計画を作成し対応する。 ・面談や日々の雑談等を通して、心のケアやコーチングを行う。 ・PDCAサイクルのフレームワークをもとに、セルフマネジメント、タイムマネジメントのやり方を教える。 ・ipadを用いて学習するので、ディバイスの基本操作、活用方法も習得できる。 |
500,000 |
17 | こどもの居場所アップ | 那覇市 | 子どもの食と学習支援 | ①子ども食堂・子どもの居場所・フードパントリー 毎月第3日曜/10:30~13:30 30人 長期休校時(GW・夏休み・冬休み)/10:00~13:00 30人 ②学習支援・子ども食堂 |
450,000 |
18 | 津波古老人クラブ「天人会」 | 南城市 | ピンポンによる子どもの居場所づくり事業 | 場所:津波古公民館 頻度:週1回(土) 対象:小・中学校生(約20人) |
168,000 |
19 | (一社)よなばーる | 与那原町 | 中高生・若者のための安心安全な第三の居場所づくり事業 | 非行・貧困等の事情を抱える中高生・若者が安心して過ごせる居場所づくり、食事提供、学習支援
【居場所の提供】 【食事の提供】 【見守る大人と知り合う機会の提供】 【学習支援】 ・役場・学校等との情報共有、必要に応じて他の社会資源へ繋げる |
500,000 |
20 | 子どもの居場所 にぬふぁぶし | 那覇市 | うちなぁ家 子どもの居場所事業 にぬふぁぶし | 子どもの居場所・学習支援・食事支援
・自身の運営する飲食店(うちなぁ家)にて子どもの居場所を提供 ・有償ボランティアによる学習支援 ・無料パソコン教室の開催 |
450,000 |
21 | DET沖縄 | 那覇市 | 子どもの孤立を防ぐボランティア派遣による交流活動支援 | 孤立しがちな小中学生とその家族を対象に
①言語課題を抱える子どもたちとのコミュニケーションツールを工夫する活動 ②学生ボランティアとの交流活動 ③ひきこもり傾向の子ども家庭への食を通じた訪問活動による健康確認 ④ボランティアの同行による芸術鑑賞などの社会学習 ⑤個別支援によるコミュニケーションの向上を目的とした野外活動や創作活動 |
255,000 |
22 | (特非)まくとぅー | うるま市 | うるま市、恩納村、糸満市 子どもハウスプロジェクト | うるま市 恩納村 糸満市の子ども支援実行委員会を設立 子ども体験事業の開催(環境や防災を学び発信する) 県外の防災国体9月開催にZoom参加 子ども食堂や子どもの居場所、子ども達の学習支援などを定期的に開催 子ども達が食での自立を行えるように子ども料理教室なども開催 |
250,000 |
23 | 江洲子ども会 | うるま市 | 江洲子ども会「学校では学べない寺小屋」教室 | 実施日・・・毎月第3土曜日11時 パソコン・タブレット指導、講話、昼食 |
250,000 |
24 | (特非)フードバンクセカンドハーベスト沖縄 | 豊見城市 | 新年度スタート生活応援事業 | フードバンクに寄付される食品だけでは、需要には全く足りていないため、一部は購入しながら支援を行っていく必要がある。特に、年度初めは生活に必要な出費が多いことからも、この時期に食支援を充実させる必要がある。 【事業実施】2023年4月~5月 【事業内容】不足している食品の購入・配布(3㎏×400袋程度) |
300,000 |
25 | 女性を元気にする会 | 那覇市 | 女性の自立支援!食料支援で繋がり困窮の連鎖を断ち切る! | ・7月~9月新規困窮世帯約30世帯を対象に食料支援(約2週間分)を行う。 必要に応じて消耗品、生理用品、文具用品なども提供する。 ・訪問支援時のヒアリングで、行政、社協、パーソナルサポート、グッジョブセンターその他の機関へ繋ぐ。 頻度:随時 |
300,000 |
26 | (一社) kokua | 宜野湾市 | フードパントリmam | 【フードパントリー(食品提供)】 ・月2回 ・宜野湾市大謝名小学校区内公共施設、県内大学 【食品の宅配】 ・ひとり親世帯、多子・多胎世帯など25世帯へ毎月提供 |
300,000 |
27 | 小禄地域振興会 | 那覇市 | グッドモーニングの会 | ローソン沖縄の協力のもと、ひとり親世帯の児童に対し、無料朝食券を配布。申し込んだ世帯は、近くのコンビニで朝食が受け取れる。 | 300,000 |
28 | (公社)那覇市母子寡婦福祉会 | 那覇市 | ひとり親貧困家庭の食糧支援事業 | ひとり親困窮家庭への食品の無料配布
頻度:月1~2回 |
150,000 |
29 | ゆいまーるの会 | 那覇市 | ゆいまーる事業「0歳~17歳の子ども対象世帯への生活支援」 | ・子ども困窮世帯への食料品の配達・提供
・困窮世帯等への食料品の配布 |
300,000 |
30 | (特非)困窮者支援ネットワーク | 那覇市 | 経済的困窮世帯およびひとり親世帯の子どもへの食支援及び学習支援事業 | 那覇市社会福祉協議会が設置した太陽食堂(那覇市壺屋1丁目1−14)にて子どもの居場所を実施 月曜日、木曜日、金曜日に食支援及び学習支援 |
500,000 |
31 | (特非)サポートセンターゆめさき | 沖縄市 | 不登校への総合相談・活動支援事業 | 不登校・ひきこもり状態にある子どもに対し、居場所の提供や学習支援、体験活動を行う ①相談活動(週2回) (児童保護者への教育相談) ②学習支援 (基礎学力の定着の支援) ③交流活動(年3回) (創作活動、交流会、課外活動)(七夕交流会、ハロウィン会7、クリスマス会) |
154,000 |
32 | 子どもに寄り添う大人の会「とまり木」 | 今帰仁村 | みんなの居場所「なきじんっ子」 | ・不登校、ひきこもりを対象とした居場所の提供 (週1回) ・ひとり親世帯や困窮世帯を対象とした居場所や体験の場の提供(週1回) ・イベント・子ども広場の開催(2月に1回) ・不登校、ひきこもりの子どもや若者に対する個別支援やアウトリーチ ・各種研修会(サポーター、当事者) ・その他行政・社協等との連携・協力体制の構築 |
270,000 |
33 | (特非)子どもシェルターおきなわ | 那覇市 | 子どもシェルター運営事業 | 虐待や非行などで居場所のない10代後半の女子を対象とした避難先(シェルター)の運営 頻度:随時 年間12名~20名予定 |
300,000 |
34 | (一社)ステップ | 宜野湾市 | 自立援助ホームにて就労・就学にむけたPCスキルアップ講座 | 児童養護施設を18歳で措置解除となった青少年に住居や食事等を提供しながら自立に向けた就労・就学などの支援を行う。
自立支援に向けて必要不可欠なPCスキルアップ講座を開催するための備品購入費 |
350,000 |
35 | meme | 北中城村 | 若年妊産婦への就労・相談支援 | 若年妊娠や望まない妊娠により生きづらさを抱える若者に対し、年間5名程度を対象にベーカリーカフェにおいて助産師、看護師等による週2~3回程度の産後ケア事業(就労支援)を実施 | 270,000 |
36 | (一社)ある | 浦添市 | 若年妊産婦支援事業「10代ママくらぶ」ファミサポ等利用料支援 | 若年妊産婦支援「10代ママくらぶ」
若年ママへの家事支援、行政手続きや自立に向けた就労活動のためのファミリーサポートを活用した育児支援を実施 |
300,000 |
37 | (一社)おきなわ子ども未来ネットワーク | 読谷村 | 新生活スタート事業 | 若年母子へ生活家電製品を提供 | 300,000 |
38 | 学校法人ラフ&ピース | 那覇市 | こども食堂 | 実施日・・・365日(閉館日無し) ・平日は19時まで、土日祝は18時までオープン ・ヤングケアラー向け朝食を提供 主なメニュー ・通常は、フルーツ、おにぎり、即席みそ汁等 ・イベント時には、カレーライスや沖縄そば、餅など 利用者数 ・平日は、5名~8名 ・土日祝は、10名~15名 |
414,000 |
39 | (特非)こども家庭リソースセンター沖縄 | 沖縄市 | ファミサポ支援「てぃーだ基金事業」 | 沖縄県ファミサポ連絡協議会加盟団体より推薦を受けた、子育て支援が必要な家庭へ、有償ボランティア派遣のためのチケット配布 約1,800枚配布予定 |
500,000 |
40 | (福)児童養護施設 なごみ |
名護市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 50,000 |
41 | (福)児童養護施設 美さと児童園 |
沖縄市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 300,000 |
42 | (福)児童養護施設 沖縄県立石嶺児童園 |
那覇市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 400,000 |
43 | (福)児童養護施設 愛隣園 |
与那原町 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 250,000 |
44 | (福)児童養護施設 島添の丘 |
南城市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 150,000 |
45 | (福)自立援助ホーム 島添ホーム |
与那原町 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 450,000 |
46 | (福)児童養護施設 青雲寮 |
糸満市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 50,000 |
47 | (福)児童養護施設 ならさ |
石垣市 | 退所児童の自立生活支援 | 退所児童の自立生活支援 | 100,000 |
48 | (一社)沖縄県里親会 | 那覇市 | 措置解除児童の自立生活支援 | 措置解除児童の自立生活支援 | 400,000 |
49 | (公社)沖縄県母子寡婦福祉連合会 | 那覇市 | 奨学金給付事業(県母連奨学金 県母連奨学激励金) | 経済的困窮にある母子世帯の子への高等学校の学費一部、入学激励金の支給
奨学金 年120,000円×3年間/一人 |
500,000 |
合計 | 14,571,000 |