掲載日: 2022/07/29 金 - 15:25
令和3年4月から今年3月までの一年間に、琉球新報社と沖縄県共同募金会へ寄せられた「りゅうちゃん 子どもの希望募金」による助成事業内定通知書交付式が、7月6日、那覇市首里の沖縄県総合福祉センターで行われました。
「りゅうちゃん 子どもの希望募金」は平成27年度から琉球新報社と沖縄県共同募金会が共同して行っているもので、7年目となった令和3年度は10,518,084円の寄附が寄せられ、子どもの貧困対策や若年女子の出産・子育て支援、ヤングケアラー支援などに取り組んでいる47団体に対して、最高額50万円、総額12,377,000円の助成が内定しています。
琉球新報社の普久原均社長は、「りゅうちゃん 子どもの希望募金は、2015年に新聞紙上で行われた子どもの貧困キャンペーンがきっかけとなって、県共同募金会とともに取り組んできた。県民や企業の皆様のご支援により、今回、これまでに最高となる47団体へ助成することができた。皆様の活動に深く敬意を表します」と挨拶されました。
また、助成を受けた47団体を代表して、「女性を元気にする会」のゴージャス理枝さんが「2020年から宅食支援を続けている。最初の頃はひと月平均10世帯くらいだったが、今では80世帯から90世帯に増えており、孤立、困窮が一層深刻になっていることを痛感している。りゅうちゃん子どもの希望募金の助成に感謝します」と述べられました。
助成の内定団体は次の通り
団体名 |
拠点 |
事業名 |
事業概要 |
内定額 |
|
1 |
みどり町1・2丁目学習支援「寺子屋」 |
うるま市 |
地域で支える子どもの学習支援・食材・食事支援 |
子の居場所提供、学習支援、困窮世帯への食事、食材支援
学習支援:月~金(軽食提供) 長期休暇の食事支援(週1回) 困窮子育て家族への食材・弁当支援 |
350,000 |
2 |
(一社)みんなのももやま子ども食堂 |
沖縄市 |
1.子ども時間を大切に…思い出作り旅行 2.親子でまったり ほっこりくらぶ |
1.思い出作り旅行(14名) 9/10~9/11(青の洞窟)
2.親子でまったりほっこりくらぶ 月2回(平日/土曜 2~3時間) 妊婦・子育て世帯、孫の預かりをしている祖父母対象に交流の場を提供(1日2~3組程度)年間70組 |
300,000 |
3 |
(一社)3ピース58 |
沖縄市 |
3ピース58 |
子どもの居場所支援・食事支援
頻度:週5回(月~金) 13時~18時 |
250,000 |
4 |
Koza子どもカフェプロジェクト |
沖縄市 |
みんなの居場所 |
子どもの居場所・学習支援
1.居場所提供(子育て親子、不登校、地域の方々)毎週水曜10時~12時 2.昼食提供(月2回) 主に不登校児童、生徒など子どもから高齢者まで 3.放課後の学習支援、居場所支援(毎週水曜 15時~17時) 4.その他月ごとのイベントの実施 |
250,000 |
5 |
Teen support room 沖種 |
宜野湾市 |
学生ボランティアTeen support room 沖種による中学生への学習支援 |
ひとり親世帯の中学生への無料学習支援
頻度:毎週火・木 火曜日(沖縄国際大学) 木曜日(新城児童センター) |
80,000 |
6 |
(特非)1万人井戸端会議 |
那覇市 |
子ども・家庭のセーフティネット事業 |
子どもへの居場所支援・食事・学習支援
頻度:週5日(平日) ※必要に応じ土日・夜間実施 |
400,000 |
7 |
CoderDojo那覇 |
那覇市 |
ドローンを使った学習および運営の資材整備 |
子どもへのプログラミング学習支援
頻度:月1回(第1土曜日) 10時~12時 |
60,000 |
8 |
馬天おいしい会 |
南城市 |
多世代交流拠点「馬天おいしい会」食堂運営事業 |
様々な環境下にある子どもたちに安心・安全な食事と居場所の提供
頻度:週2回(月・金) 対象:子ども、高齢者(約60人) |
400,000 |
9 |
(一社)子供の広場あがぺハウス |
八重瀬町 |
子どもの居場所および学習支援施設の開所 |
子どもの居場所支援・学習支援実施のための施設の開所
開所時期:令和4年3月 頻度:週2回(火・金)16時~18時 対象:困窮家庭及びひとり親家庭の児童8才~15才が対象(3~10名) |
300,000 |
10 |
(一社)ビクトリーチャーチ |
那覇市 |
子どもの広場in那覇 |
子の居場所提供、給食、学習支援
頻度:月~土 下校時刻~18時 日 14時~18時 休 日 10時~18時 ※定休日(火) |
240,000 |
11 |
みんなのあそびば |
沖縄市 |
子ども食堂・パンサークル・イベント |
子どもの居場所支援・食事支援
頻度:月1~2回(子ども食堂) 2カ月に1回(パンサークル) 月1~2回(イベント) |
150,000 |
12 |
(一社)子どもの居場所こばんち |
那覇市 |
地域における子どもの居場所活動・無料エイサー教室の新規開設 |
子どもへの居場所活動・無料エイサー教室の新規開設
【子ども食堂、学習支援】 頻度:月4回 15時半~18時 (弁当配布2回、学習の日2回) 【エイサー教室】6月より開始 頻度:月4回 |
150,000 |
13 |
学習支援ひろば「くじら寺子屋」 |
沖縄市 |
子どもの居場所家賃補助 |
子どもの居場所提供・学習支援にかかる拠点の家賃不足分の助成
月曜~金曜13時~20時 学習支援、居場所提供、軽食提供 |
270,000 |
14 |
(一社)ぽっとらっくハート |
那覇市 |
子どもの居場所事業 子どもと大人のいー場所「ぽっとらっくパーティー」 |
子どもの居場所支援・学習・食事支援
頻度:月2回(第2・4土曜) 10:00~13:00 |
210,000 |
15 |
(一社)おきなわジュニア科学クラブ |
沖縄市 |
子どもの居場所「美ら団子」食事提供・宅食「美らおうえん便」活動 |
子どもの居場所:平日おやつ、夕食、週末昼食、夕食の提供 頻度:週5日 13時~20時
宅食活動:月1回、5~7世帯へまとまった食材を自宅へ届ける活動 |
270,000 |
16 |
名護こども食堂 |
名護市 |
名護こども食堂 |
子どもの居場所・食事・学習支援
①福祉的な食事・見守り支援及び東京学芸大学との連携によるオンライン支援の実施 頻度:週1回(毎週水)16時~17時
②見守り・弁当配布 頻度:週1回(毎週土)9時~11時半
③学習支援・食事支援 頻度:必要に応じ 17時~20時 |
210,000 |
17 |
ボランティアレインボー |
北谷町 |
レインボーカフェ |
子どもへの居場所支援・食事支援 ①地域の困窮家庭への弁当配布(毎週火) ②町内2か所の児童館へのおやつ提供(毎週水) ③児童館への昼食提供 ④長期休み期間の公民館での食事提供 ⑤イベント開催 ⑥学習支援室への食事提供 |
240,000 |
18 |
小禄地域振興会 |
那覇市 |
グッドモーニングの会 |
ローソン沖縄の協力のもと、ひとり親世帯の児童に対し、無料朝食券を配布。申し込んだ世帯は、近くのコンビニで朝食が受け取れる。 |
360,000 |
19 |
(一社)宜野湾子どもゲンキ食堂 |
宜野湾市 |
困窮家庭及びひとり親家庭の子どもへの夏休みのお弁当配布事業 |
夏休み期間のお弁当の配布
7/23-8/31、対象児童28名 配布数 1,120個 |
240,000 |
20 |
にじいろのゾウ |
宜野湾市 |
生活困窮世帯児童を対象とした弁当の無料配布 |
宜野湾市嘉数中学校内児童への学校の長期休み期間中の弁当の無料配布
春休み(330個) 夏休み(900個) 冬休み(300個) |
400,000 |
21 |
非営利活動団体グレイスキッチンHOPE LOVE |
うるま市 |
生活困窮世帯包括支援、子どもの居場所支援・学習支援・食事提供の取り組み |
うるま市児童家庭課からの紹介による訪問配食支援 アウトリーチによる支援
世帯毎に週1~5回の配食 |
270,000 |
22 |
(公社)那覇市母子寡婦福祉会 |
那覇市 |
ひとり親貧困家庭の食糧支援事業 |
ひとり親困窮家庭への食品の無料配布
頻度:月2回 企業等からの寄贈品をひとり親貧困家庭へ配布を通して子どもの実態把握、親子さんからの相談を受付 配置人数:4名(13時~17時) 配布世帯:60世帯 (20世帯×3支部:本庁、真和志、小禄) 配布世帯:1,440世帯 (60世帯×月2回×12月) |
300,000 |
23 |
(特非)フードバンクセカンドハーベスト沖縄 |
豊見城市 |
食品保管機能の拡充継続支援事業 |
食品生産者、卸業者、小売業者、個人等からの寄贈品を非営利団体や生活困窮者などの団体や個人へ無料で配布。食品の安定確保及び倉庫の拡充を目的に、令和3年11月より新しいロジ拠点へ移転 2020年活動実績(延べ) 個人世帯:11,096人 施設団体:4,824件 |
500,000 |
24 |
めんそーれ居場所の会 |
糸満市 |
めんそーれ居場所の会 |
困窮世帯への弁当の無料配布
頻度:週1回 配布数:100食 対象:市内の学生(小・中・髙) |
250,000 |
25 |
女性を元気にする会 |
那覇市 |
食料支援で繋がろう!孤立・困窮世帯!!!笑顔で一歩前進! |
子ども、ひとり親家庭等困窮世帯への食材、日用品等の配布
頻度:随時 |
270,000 |
26 |
ゆいまーるの会 |
那覇市 |
ゆいまーるの会 |
・那覇市子育て支援室と連携し、赤ちゃん世帯へのミルク、おむつの提供・配達
・子ども困窮世帯への食料品の配達・提供
・困窮世帯等への食料品の配布 |
270,000 |
27 |
地域むすびくらぶ |
宜野湾市 |
フードパントリmam |
ひとり親世帯等困窮世帯等への食料品の配布
頻度:月2回 |
270,000 |
28 |
(一社)沖縄県女性の翼 |
那覇市 |
沖縄県女性の翼・OK基金 |
DV被害者やひとり親など複雑で緊迫した事情を抱えた女性への自立支援
・5万円以内の支援金または物品の配布 |
300,000 |
29 |
子どもに寄り添う大人の会「とまり木」 |
今帰仁村 |
みんなの居場所「なきじんっ子」 |
・不登校、引きこもり、困り感のある子のサポート、親の交流会 ・困窮世帯、ひとり親世帯のサポート(支援制度や家計に関する相談会、子育て相談) ・子どもの広場の開催(各校区月1回イベント) ・各種研修会(サポーター、当事者) ・その他行政との協力体制の構築、区長会、民生委員定例会での周知 |
350,000 |
30 |
(特非)サポートセンターゆめさき |
沖縄市 |
不登校への総合相談・活動支援事業 |
不登校・ひきこもり状態にある子どもに対し、居場所の提供や学習支援、体験活動を行う。 ①相談活動(週2回) (児童保護者への教育相談) ②学習支援 (基礎学力の定着の支援) ③交流活動(年3回) (創作活動、交流会、課外活動) ④物品提供(年50回) (貧困と不登校の連鎖防止のためのライフサポート) |
146,000 |
31 |
meme |
北中城村 |
若年妊産婦への就労・相談支援 |
若年妊産婦への就労・相談支援 |
250,000 |
32 |
(一社)おきなわ子ども未来ネットワーク |
読谷村 |
新生児応援キャンペーン |
若年母子を妊娠中から24時間預かり、病院受診、出産支援を行う。産後の生活用品(ベビー用品)が準備できない母子に生活用品を提供する。 ・支給限度額 30,000円(一人) ・支援予定者数 10~15名 |
300,000 |
33 |
(特非)にじのはしファンド |
那覇市 |
社会的養護退所後の若年ママ子育て支援事業 |
社会的養護退所後の若年ママ子育て支援事業
社会的養護施設を退所し、早期の妊娠、出産をした若年ママに対し、求職活動、病院受診、行政手続きの際に一時的な託児を依頼するための保育サポーター活用支援を行う。 |
400,000 |
34 |
(一社)ある |
浦添市 |
若年妊産婦支援事業「10代ママくらぶ」ファミサポ等利用料支援 |
若年妊産婦支援「10代ママくらぶ」
若年ママへの家事支援、行政手続きや自立に向けた就労活動のためのファミリーサポートを活用した育児支援を実施 |
400,000 |
35 |
(特非)ちいろば会 |
豊見城市 |
地域交流事業「きょうだいの会 わたぼうし」 |
きょうだい児や家族の交流を通し、「ヤングケアラー」の支援を踏まえた居場所づくり、相談支援の実施 |
243,000 |
36 |
(特非)こども家庭リソースセンター沖縄 |
沖縄市 |
ファミサポ支援「てぃーだ基金事業」 |
沖縄県ファミサポ連絡協議会加盟団体より推薦を受けた、子育て支援が必要な家庭へ、有償ボランティア派遣のためのチケット配布 約1,800枚配布予定 |
500,000 |
37 |
(特非)子育てサポートやいま |
石垣市 |
サポチケでサポート事業 |
ファミリーサポートセンターの利用料が負担できない家庭に対し、利用料の助成を行う |
178,000 |
38 |
(福)児童養護施設 なごみ |
名護市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
100,000 |
39 |
(福)児童養護施設 美さと児童園 |
沖縄市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
200,000 |
40 |
(福)児童養護施設 沖縄県立石嶺児童園 |
那覇市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
250,000 |
41 |
(福)児童養護施設 愛隣園 |
与那原町 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
100,000 |
42 |
(福)児童養護施設 島添の丘 |
南城市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
300,000 |
43 |
(福)児童養護施設 青雲寮 |
糸満市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
50,000 |
44 |
(福)児童養護施設 漲水学園 |
宮古島市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
100,000 |
45 |
(福)児童養護施設 ならさ |
石垣市 |
退所児童の自立生活支援 |
退所児童の自立生活支援 |
50,000 |
46 |
(一社)沖縄県里親会 |
那覇市 |
措置解除児童の自立生活支援 |
措置解除児童の自立生活支援 |
400,000 |
47 |
(公社)沖縄県母子寡婦福祉連合会 |
那覇市 |
奨学金給付事業(県母連奨学金 県母連奨学激励金) |
経済的困窮にある母子世帯の子への高等学校の学費一部、入学激励金の支給
奨学金 年120,000円×3年間/一人 激励金 20,000円/一人 |
500,000 |
合 計 |
|
12,377,000 |
各内定団体におかれましては、事業の完了後(内定額の支出後)、早めに完了報告書その他必要な書類をお送りくださいますようお願いいたします。
報告に必要な様式は、下記のページからダウンロードしてご利用ください。
https://www.okishakyo.or.jp/kyoubo/node/141