シリーズ活動最前線

親子がイキイキ活動する
 実りの里保育園 子育て支援センター あしびなー(名護市)


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福祉情報おきなわVol.132(2010.7.1)
編集発行/沖縄県社会福祉協議会  沖縄県共同募金会 沖縄県福祉人材センター
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子育て支援センターの開設

かあさん市の誕生

 昭和56年に認可保育園を開園した社会福祉法人白銀福祉会は、すべての家庭の親子を対象とした子育て支援センターあしびな〜を平成13年4月にスタートさせた。
 センターの利用者は名護市を中心に近隣町村に住む親子だが、県外や本島中南部から転勤により移り住んできた、身内や友人が近くにいないという方も多いという。

やすらぎ、落ち着ける場所として

 木の香りのする園舎では、大きなヌレエンが園舎と園庭をつなぎ、屋内にいながら自然が感じられる造りとなっている。また、2名の保育士が利用者親子の表情や声のトーン、関わる姿や動きを観察し、見守り、声をかけ、ポツリポツリ出てくる子育ての悩みや家庭の悩みを受け止めながら、ゆったりと関わっている。

 このようなスタッフの支えにより、子どもは子ども同士、親は親同士、それぞれの関わり合いの中から刺激を受け、共に成長し、子育てを楽しめる余裕を生み出している。そして、モノ作りの好きなお母さんたちがつながり、母親たちの発表の場としての手作り市「かあさん市」が生まれた。

 その背景には、手作りならではの作品の温かみや独自性が、スーパーやコンビ二などで既製品に囲まれて育った親世代にとって、新鮮さを覚えるものであったり、作り手と買い手の直接のやり取りが人との関わりの面白さを気づかせる機会となっていることが挙げられるという。
 「かあさん市」をサポートするセンターは、人と人、家庭と地域をつなぐ架け橋として、これからも子育て家庭はもとより、地域住民にも広く門戸を開いていくとのことである。

 母親らの自主企画である「かあさん市」は、これまでに4回行われ、第3回の来場者が延べ千名となるなど回を重ねるごとに規模が拡大し、市を楽しみにする親子が増えているという。

モノを通してヒトがつながる