シリーズ 活動最前線

ゆんたく会(浦添市)

地域のいこいの広場をつくる

 浦添小学校の校門向かいに広がる花壇の日頃の手入れを行い、維持管理に務めているのが、「ゆんたく会」(代表/崎原エミ子さん)である。

 メンバーは、浦添市社会福祉協議会が、平成16年度から始めたコミュニティソーシャルワーク事業で、各中学校区ごとに地域づくりを進める中、開催した「シルバーボランティア養成講座」や「ちょいボラおやじ養成講座」などの受講生が中心であり、平成18年度に浦添中学校区の地域づくりボランティアとして「ゆんたく会」が設立された。

 会の主な活動である「広場の整備作業」は、もともと雑草地で暗い雰囲気だった浦添小学校前の通学路を子どもや大人が、安全に安心して歩けるように、と地域の企業や個人のボランティアらの協力の下、ユンボで土を掘り起こし、テストピースというコンクリートブロックで花壇や遊歩道を作り、花の苗を植え付けたことから始まった。


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福祉情報おきなわVol.129(2010.1.1)
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▲取材当日、又吉さん、比嘉さん、知名さんが子どもたちの作業のサポートを行っていた。

 今では、近くの児童センター「つちっ子クラブ」の1年〜5年生の子どもたちと月に2回、共同で作業を行っており、世代間交流をとおして、土に触れ、植物を育てる経験の少ない子ども達へ、苗の植え付け等の手ほどきをしながら活動を共に楽しんでいる。
 現在、22名の会員が、毎月1回の定例会での話合いをもとに、各々の都合の良い時間帯に作業を行っており、家事や地域行事等に忙しい女性メンバーらは、日曜日の朝6時に集まるなど、地元メンバーである利点をうまく活かしながら活動を継続している。
 これまでは、浦添市の「まちづくりプラン賞」を受けて、3年間の活動にかかる費用を確保してきたが、今年度は、地域を巻き込んだ奉仕活動が評価され、大同生命厚生事業団のシニアボランティア活動助成金を受けており、活動の実績を積み重ねながら、必要資金の確保にも工夫を凝らしている。