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福祉情報おきなわVol.127(2009.9.1)
編集発行 沖縄県社会福祉協議会  沖縄県共同募金会
 沖縄県福祉人材センター  沖縄県民生委員児童委員協議会
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就業体験生を受入れる

本会では、6月8日から19日の2週間、鏡が丘特別支援学校の就業体験実習生を一名受け入れました。また、7月7日から9日の3日間、松島中学校の職場体験生を4名受け入れました。 
 体験生には各部所のおおまかな業務内容を理解し、福祉の仕事について学んでもらうと共に、働く社会人としての基本的な姿勢を見てもらう機会となりました。学生の皆さんを受け入れることによって、本会職員も働く先輩として、良きモデルになるよういつも以上に身を引き締めながら業務に従事する日々となり、お互いに良い刺激を受けました。
 体験を終えた生徒の皆さんからの感想を掲載します。

松島中学校職場体験学習生 (体験生からのお礼状より一部、抜粋)

「祖母がデイサービスに行くのを幼いころから見ていました。そこで、このような福祉の仕事は、どのように成り立っているのか詳しく知りたいと思い希望しました。短い間でしたが、私は福祉のことだけでなく、将来のことやボランティアのこと、もちろん働く喜びや厳しさなど本当に沢山のことを学ぶことができ、とても良かったです。」
(武茂由佳子)

「私たちはふだんから福祉に関わっているということを知り、身のまわりの福祉についてさらに調べていきたいと思いました。」
(銘苅亜冶乃)

「ボランティアだったり、募金活動だったり、福祉と関係が無いと思っていたのに関係があったりと驚きました。」
(仲間絢音)

「私が将来、福祉関係で働くなら、両親共に耳が不自由なので手話の通訳さんになってみたいなと思いました。そのことを両親に話すと、とても喜んでくれました。」
(金城喜恵)

▲手作りのカードを持って体験に臨む
(左から)銘苅さんと武茂さん

就業体験を通して
  鏡が丘特別支援学校高等部2年 慶田 正樹

 僕は、二週間沖縄県社会福祉協議会で就業体験を行い、二週間で五か所の部署を回って、いろいろな業務をし、『仕事ってこんな感じなんだなぁ』と感じる事が出来ました。僕は社会福祉協議会の近くに住んでいて、建物はいつも見ていたのですが、中ではどのような活動をしているのかわからなかったので、ここで就業体験を行い、活動内容が知れてとても良かったです。
 
 いろいろな業務を行った中で特に印象に残ったものはパソコンを使ったアンケート集計です。量が多く、同じ作業の繰り返しだったので、あまり慣れてない僕にはとても大変な作業でした。そしてアンケートの感想が書かれた部分は、文章が長く書かれていたり、たまに読みにくい文字が書かれていたりして、とても大変で、かなり悪戦苦闘しました。しかし、そのおかげで『僕もアンケートを書くときに読みにくい文字を書いてないかな?』や『アンケートを書くときは、ちゃんと書こう』と思うことができました。

 最初は緊張してあまり職員の方々と話が出来なかったのですが、皆さんが優しく声を掛けてくれたのでだんだん慣れてきて、今では話が出来るようになりました。
 僕はこの就業体験を通して、仕事の大変さや楽しさ、任された仕事を終えた時の達成感などを知ることができました。そして、自分の出来る仕事があることを知ったので、今後就職出来るかな?という不安が少しだけなくなりました。沖縄県社会福祉協議会で就業体験が出来てとても良かったです。ここでの経験が今後の進路に繋がっていくと思います!!ありがとうございました。本当に良い経験になりました。

▲アンケート集計に取組む慶田君



 沖縄県中小企業家同友会は、これまで障害者と健常者が垣根なく共生できる社会の実現を目指し、「健障者委員会」を設置して、障害のある方の雇用の促進をはじめインターンシップ等に取り組んできています。こうした取り組みの中で、関係機関との交流を深めるとともに、地域ネットワークづくりを図っています。そして、障害のある方の「働きたい」に応え、共に働くことによってお互いが共に育つ企業として、魅力ある企業づくりをすすめています。
 このフォーラムは、企業をはじめ労働、教育、福祉、保健、医療、保護者の関係者が集い、企業の「ためらい」と「負担感」の払拭、障害のある方の「夢」と「希望」を実現するための環境づくりについて考えます。


▼日時・・・平成21年10月3日(土)13時〜17時半

▼会場・・・浦添市社会福祉センター ・ 浦添市ハーモニーセンター

▼主催
 県中小企業同友会・健障者委員会
 雇用・就労支援フォーラム実行委

▼内容
〔第1部〕基調講演
「人間尊重の経営で地域から愛される企業づくり〜障害者雇用で見えてきた経営者の役割と人が育つ経営(仮)」
講師/(有)思風都 代表取締役会長 土井善子氏(京都同友会副代表理事)、体験発表

〔第2部〕分科会
第1分科会「雇用している企業からの報告」(県内企業)
第2分科会「サポートする側からの報告」(学校、企業、支援機関)
第3分科会「仕事と”うつ”」 (専門家、他) 
第4分科会「ネットワークづくり」 (パネルディスカッション)
交流懇親会(分科会の報告、各機関・団体紹介等)

▼参加費・・・1,000円(資料代)

▼参加申込み・お問合せ先
 沖縄県中小企業家同友会事務局
 〒901-0152  沖縄県那覇市字小禄1831番地1  沖縄産業支援センター603号
 TEL098-859-6205/ FAX/098-859-6208
 http://www.okinawa.doyu.jp/

「雇用・就労支援フォーラム2009」 ― 御案内 ― 

 障害のある方が地域で働き、地域で暮らすために

 授産施設利用者の工賃アップに向けて

 去った7月30日(木)、沖縄県セルプセンターでは、緊急雇用創出事業による「工賃アップサポーター事業」により採用した7名の方に対して、オリエンテーションを行った。 
 今年度採用された10名のサポーターは、8月より半年間、県内各地の授産施設にて、それぞれ障害者の自立生活に向けた工賃アップを目指して、施設の作業補助業務を行う。福祉の現場は未経験という彼らに対し、オリエンテーションの冒頭では、過去の緊急雇用対策により小規模作業所で働いた経験を持つ伊波氏が「最初は不安もあるけれど、障害を持つ人との関わりで彼らの純粋な面を知ると、色々と考えさせられ、私のように自ら作業所を立ち上げることも可能です。これを機会にステップアップを」と激励する場面も。セルプセンターの喜瀬氏は、「手工芸やお菓子製造等を行っている施設側の希望とサポーターらの個々の資格や経歴を勘案して、支援先をマッチングした。」とのこと。この新たな助っ人によって、利用者の工賃アップにつながるよう支援先での活躍が期待される。
 また、同センターでは 県が障害者の福祉的就労収入の向上のため、就労継続支援事業所等を対象として平成19年度に策定した「沖縄県工賃アップ推進計画」に基づき、中小企業診断士による診断やアドバイザー派遣等を行い、施設の売り上げを伸ばすための支援を行っている。

(財)沖縄セルプセンターがオキコ、北部製糖と合同企画して開発した「くんち黒糖」。
「くんち」とは、沖縄の方言で元気が出るとか、スタミナが付く等の意味。
 北部製糖の原料供給を受け、知的障害者授産施設つきしろ学園で袋詰めと包装を担当し、デザインや販売などでオキコのノウハウを取り入れた、働く人の思いがたくさん詰まった黒糖です。
 
大きすぎず小さすぎず、食べやすいサイズの黒糖を口に頬張れば、優しい甘みが広がります。 
 
1126円。